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25.Dec.1996
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01.Feb.1997
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16.Mar.1997
1st update.
20.May. 2008
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  • リルゾール(RILUZOLE)

リルゾールは、唯一、ALSの治療薬として、FDA(アメリカ薬剤局?)で承認された薬です。この薬は、ALSの進行を遅らせたと言われています。治験の第3相試験において、約1000人の患者に対して、僅かではあるが、統計的には著しく、患者の生存期間を延ばしたと言われています。

ALSの原因の一つの説に、ニューロトランスミッターのひとつである、グルタミン酸塩が、運動ニューロンの周りに、細胞を死に至らしめるほどの、有毒なレベルまで蓄積したため、という説があります。

リルゾールには、神経細胞からグルタミン酸塩を解放し、また、グルタミン酸塩レセプターにあるグルタミン酸の影響を阻む、という、2つの機能があると言われています。

筋力や他の運動機能には無効ですが、ALSの進行の抑制、特に球麻痺症状には有効であると言われています。現在は、日本を含めて、この薬の追試が行われています。


  • インスリン様成長因子(マイオトロフィン、IGF−1)


この薬は、実験的には、傷害されてゆく神経細胞を守る、あるいは、神経細胞が再生するのを促すなどの効果が、認められています。
欧米での第3相試験では、嚥下、会話、呼吸機能機能、四肢の運動機能などの悪化抑制、さらに、病気の悪化までの時間を遅らせると、報告されています。


  • 脳由来神経栄養因子(BDNF)


BDNFは神経成長因子のひとつで、人間の体で、微少量作られる、蛋白質です。治験第1相および第2相では、努力性肺活量の増加や、延命効果認められ、現在、第3相試が験行われています。





このページはDoug Jacobson 氏のホームページ に掲載されている、Dr.D. Eric Livingston 氏の文章の”ALS:A Guide for Patients”の中の ”Drugs to Treat ALS” をもとに、一部、私の得た情報を加えて編集したものです。専門用語や英語的表現で、正確に訳せなかった部分や、誤訳、勘違い等が、あるものと思いますが、お許し下さい。

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